指定校推薦落ちる人の特徴は?
指定校推薦で落ちる人は1%といわれているほど、指定校推薦で落ちるのは珍しいことです。
しかし、たった1%でも落ちる可能性があるのなら受験生としては不安もあるでしょう。
「1%落ちる人ってどんな人?」
「一体どんなことをしたら落ちるの?」
と気になりますよね。
この記事では、指定校推薦で落ちる人の特徴を紹介します。
指定校推薦で落ちる人の特徴を学んで、同じ失敗を犯さないようにすると、指定校推薦で落ちる確率を限りなくゼロにすることができるでしょう。
そこで、今回は、指定校推薦で落ちる人の特徴をテーマにお話をさせていただきます。
指定校推薦で落ちる人の特徴は?
指定校推薦で落ちる人は1%といわれるほど、落ちる人は少ないです。
指定校推薦は、受験生を落とすための試験ではないので、よほどの常識はずれなことや自分で試験を放棄しない限り合格できます。
これは、指定校推薦では校内選抜があり、優秀な人だけが受験できるからと言えるでしょう。
校内選抜に通るには、評点が基準点を超えており、部活動なども積極的にしていて、かつ先生の間で評判が良い生徒ということになります。
真面目な優等生でなければ、校内選抜で選ばれることがないので、実際の指定校推薦の面接で落とす必要はないのです。
では、指定校推薦で落ちる常識はずれな人とはどんな人なのかを考えていきたいと思います。
指定校推薦落ちる人① 面接に遅刻、行かない
指定校推薦で落ちる人の特徴1つ目は、面接に遅刻したり、行かないという人です。
いくら99%合格する試験といっても、そもそも試験を受けなければ、合格できません。
面接に遅刻する理由は寝坊が圧倒的に多いです。
なので、前日は早く布団に入って、大音量の目覚まし時計を3個くらい鳴るように設定しておくことをオススメします。
次に多いのは、体調不良で試験に行けない人です。
指定校推薦のある11月、12月というのは風邪やインフルエンザが流行る季節になります。
運悪く、高熱が出て試験に行けないと当然と落ちます。
対策としては、インフルエンザの予防接種を受けておくと良いでしょう。
指定校推薦を受ける人は、遅刻と体調不良に徹底的に気をつけるのがオススメです。
または、まれに受験自体が嫌になって放棄する人もいるでしょう。
指定校推薦落ちる人② 校内選抜後に問題を起こす
指定校推薦で落ちる人の特徴2つ目は、校内選抜後に問題を起こすというものです。
高校生が起こす問題で考えられるのは、以下のようなことでしょう。
- 居酒屋でお酒を飲んだのがバレた
- 書店で漫画を万引きして警察沙汰になった
- バイクで交通事故を起こした
- 暴行事件を起こして警察沙汰になった
- テストでカンニングをしたのがバレた
- SNSでいたずら写真を投稿して炎上騒ぎになった
- 禁止されているアルバイトがバレた
犯罪を犯したり、校則を破ったりといったことをせずに、普通に過ごしていれば問題ありません。
家庭の事情で学校に内緒でアルバイトをしている人は、指定校推薦が決まったらアルバイトはやめたほうがいいでしょう。
万が一、アルバイトをしていることがバレると、指定校推薦が取り消される可能性がありますから。
どうしても確率的に1%くらいの人は何かやらかす人がいるものなので、万が一がないように注意して生活するようにしましょう。
指定校推薦落ちる人③ 小論文を白紙のまま出す
指定校推薦で落ちる人の特徴3つ目は、小論文を白紙のまま出すというもの。
白紙の回答だと、採点のしようがありません。
また、やる気がないと受け取られるでしょう。
小論文の対策をほとんどしていなかったり、思っていたテーマと全然違うテーマで書くことが全然思いつかない場合は、白紙になってしまう可能性もあります。
なので、小論文対策はしっかりとしておくべきです。
白紙でなくても、「全然違うテーマで書く」「名前の書き忘れ」「ふざけた内容の文章を書いた」場合には、小論文が原因で落ちる可能性があります。
あくまでも最低限のラインの小論文に仕上げることは必要と言えるでしょう。
指定校推薦落ちる人④ 面接でやらかす
指定校推薦で落ちる人の特徴4つ目は、面接でやらかすというものです。
考えられるのは、以下のようなことでしょう。
- 面接中ずっと無言
- 意味の分からない発言を連発
- 「あーーっ」と奇声を発する
- 面接中に足を組んだり、あくびを連発するといったふざけた態度をとる
- ため口で面接官と会話する
- 本当は別の大学に行きたかったと本音を言ってしまった
- 髪を染めたり、ピアスをしたまま面接を受ける
面接中に何も話さなかったり、奇声を発するなどのおかしな態度を取らなければ、普通は落ちることはないでしょう。
面接で聞かれることは、「本学の志望理由」「大学に入ってからやりたいこと」などとほとんど決まっていますから、事前に話す内容を考えておけば十分対応できます。
指定校推薦落ちる人⑤ 定期試験で赤点をとる
校内選抜で選ばれたとしても、その後の定期試験で赤点をとると指定校推薦が取り消される可能性があります。
これは当然で、学校側としては、赤点をとるほど不真面目な生徒に指定校推薦を与えるわけにはいかないからです。
なので、指定校推薦が決まったからといって気を抜くと痛い目を見ますよ。
指定校推薦を受けてちゃんと合格が出るまでは、学校の試験も気を抜かないようにしましょう。
指定校推薦落ちる人⑥ 医学部、美大は普通に落ちる
指定校推薦でも、医学部、美大は普通に落ちます。
看護学部でも落ちる場合があると言われていますが、看護学部の指定校推薦で落ちる確率は普通の大学と変わりません。
2018年の北里大学看護学部と足利大学看護学部の指定校推薦合格率は100%でした。
○2018年度看護学部の指定校推薦合格率
大学名 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
北里大学看護学部 | 49 | 49 | 100% |
足利大学看護学部 | 11 | 11 | 100% |
医学部で指定校推薦を導入している大学は、聖マリアンナ医科大学、獨協医科大学、埼玉医科大学、北里大学、東京女子医科大学、金沢医科大学の6つの大学です。
以下の表を見ていただければわかるように、医学部の指定校推薦は普通に落ちます。
獨協医科大学なんかは合格率が25%と一般入試並みの倍率です。
医学部は人の命を預かる医師を育成する学部なので、指定校推薦でもより優秀な学生をとるために合格率を絞っているのでしょう。
ちなみに、医学部の指定校推薦では1科目程度、国語や英語の試験がある場合があります。
○2018年度医学部の指定校推薦合格率
大学名 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
聖マリアンナ医科大学 | 57 | 25 | 43.9% |
獨協医科大学 | 80 | 20 | 25% |
北里大学 | 60 | 45 | 75% |
東京女子医科大学 | 15 | 15 | 100% |
美大の指定校推薦も落ちるという情報がありますが、調べて見ましたがデータは見つかりませんでした。
一説によると、美大は、評価が主観的であるからということです。
指定校推薦で落ちる心配は本当にしなくていい?
結局、今まで見てきておわかりの通り、指定校推薦で落ちる心配はほとんどありません。
おそらくみなさん
「こんなんするわけないでしょ?」
「こんな人本当にいるの?」
と思ったことでしょう。
しかし、実際にいるんです。常識がない人が。
あなたはこの記事を読んで、こんなことするわけないと思えたのなら、あなたはきっと真面目な常識人だと思います。
なので、ほぼ合格できると言っていいでしょう。
しかし、体調不良や寝坊などの不測の事態が起こらないとはいえません。
面接、小論文の対策をしっかりと準備して、体調管理も怠らなければきっと合格できると思います。