指定校推薦は就職に不利になるとネット上では言われています。
しかし、実は指定校推薦で入学したこと自体は、就職では不利になりません。
今回は、指定校推薦が就職に不利かをテーマにお話をさせていただきます。
指定校推薦は就職に不利になる?ならない?
指定校推薦は就職に不利になるという噂がありますが、そんなことはありません。
就職の面接や履歴書では、一般入試組か指定校推薦組かは判断できないです。
私は30社以上就職面接を受けましたが、一度も推薦か一般受験かどうかは聞かれませんでした。
なので、企業の採用担当者は、指定校推薦であるかどうかは全く気にしていないと言えるでしょう。
しかし、指定校推薦で入学してきた人はその他の要因で就職が不利になっていると言えるかもしれません。
指定校推薦で就職が不利になるのは学力が低いから?
指定校推薦で就職が不利になる可能性があるとすれば、指定校推薦合格者は学力が低いからです。
就職では、SPIという数的処理能力や言語能力を試す試験を受ける必要があります。
この試験と受験の偏差値はある程度関係性があると思うのです。
なので、指定校推薦の人は、SPIが不利になる可能性があります。
すると、若干指定校推薦の人は就職が不利になることがあるのです。
指定校推薦で就職が不利になるのは真面目な人が多いから?
指定校推薦で就職が不利になるのは、真面目な人が多いからと考えられます。
指定校推薦合格者は、母校に大学の成績が送付されるので、大学の勉強を頑張る人が多いです。
しかし、大学の勉強をいくら頑張っても就職には役に立ちません。
就職活動では、大学の成績はほとんど考慮されないのです。
大学の成績よりも、バイトやインターン、サークルなどで人と関わって何かを成し遂げた経験がある方が圧倒的に有利になります。
すると、大学をサボれる一般受験組に比べて、指定校推薦組は勉強に多くの時間が取られるため、あまり就職で使えるようなエピソードは作ることができません。
すると、文系の場合は、就職が不利になると言えるでしょう。
文系の就職で1番大切なのはコミュニケーション能力ですから、真面目だからといって有利になることはないのです。
指定校推薦が就職に不利説は、妬みによって作られたデマ?
指定校推薦が就職に不利説は、妬みによって作られたデマだという意見もあります。
指定校推薦では、12月くらいに合格が決まるので、それを妬んだ同級生が指定校推薦は就職に不利だというデマをいってくるのでしょう。
このようなデマが生まれた原因は、一般受験組が大学受験でストレスを感じている中で、先に合格を決めた人が出てきたことでの焦りからもあるでしょう。
また、指定校推薦は不利だから自分は指定校推薦を選ばなかったんだということで、一般受験をする自分の行動の正当化をしたかったのだと考えられます。
世の中って、自分に都合のいい情報や噂がよく広まるものなんですよ。
人は信じたい情報を信じたい生き物ですからね。
結局、指定校推薦が就職に不利説は人による?
指定校推薦が就職に不利かどうかは人によります。
就職は大学時代に何をしたかで勝負が決まるので、どうやって大学に入学したかは関係ありません。
ただ、指定校推薦で入学すると背負うものが何かとあるので、行動が制限されますよね。
そのため、人と差別化できるような経験ができないことで、就職はあまりいいところに行けない人もいるかもしれません。
ただ、指定校推薦で合格する人は、真面目だし、コミュニケーション力に長けている人が多いと思うので、自分の長所を活かせば全然就職は不利にならないと思いますよ。