公募推薦で評定ギリギリは不利なのか?
公募推薦は誰でも受けることができる推薦入試です。
しかし、評点も評価の対象となっているので、評点ギリギリだと受かるのかどうか不安に感じますよね。
・公募推薦は評点ギリギリで足切りされないか?
・足切りされないとしてもかなり不利になるか?
・公募推薦で評点はどれくらいの配点になるのか?
と疑問をたくさん抱くことでしょう。
今回は、これらの不安を解消するために、公募推薦で評定ギリギリは不利かをテーマにお話をさせていただきます。
公募推薦で評定ギリギリは不利?足切りされる?
公募推薦で評点ギリギリの場合、不利になります。
しかし、小論文や面接の出来具合に関わらず足切りされることはありません。
公募推薦では、評点は点数化されて評価されます。
例えば、評点平均点、小論文、面接が評価対象の場合、以下のような配点になるのです。
評点平均点 | 小論文 | 面接 | |
配点 | 50点 | 100点 | 100点 |
この場合は、評点の点数は、評点平均点を10倍した数字が点数となっています。
なので、評点4.0と評点5.0の生徒の点数差は10点となるのです。
よほどのすごい実績がなければ、面接と小論文で挽回することは困難でしょう。
そのため、評点の差が合格に大きく影響を与えます。
公募推薦で評定ギリギリはどれくらい不利?
公募推薦で評定ギリギリはどれくらい不利かというと、大学の評点の基準によって変わってきます。
受ける大学や学部によって、出願に必要な評点が3.5、3.8、4.0、4.3と様々です。
出願に必要な評点基準が低いほど、評点ギリギリだと不利になります。
なぜなら、出願に必要な評点が3.5の場合では、評点ギリギリは3.5ですが、評点5.0の人と争うことになるからです。
一方、出願に必要な評点が4.3の場合は、評点5.0の人との差はグッと縮まります。
なので、出願に必要な評点が高いほど、評点による差はあまりつかないのです。
公募推薦の評点の配点割合はどれくらい?
公募推薦の評点の配点割合は多くの大学では非公表です。
古い情報ですが、同志社女子大の2011年度公募推薦入試Sでは評点配点は、350点満点中50点となっていました。
また、龍谷大学の2教科型公募推薦入試の配点は以下の通りです。
英語 | 国語 | 調査書 | |
文系型スタンダード方式 | 100 | 100 | 50 |
文系型高得点科目重視方式 | 100 | 100 | 50 |
大学によって科目が変わりますが、だいたいどの大学でも、250〜350点満点中50点を評点が占めるといえるでしょう。
つまり、14〜20%の割合が評点の評価によるということです。
公募推薦で評定ギリギリだと受けない方がいい?受けるべき?
公募推薦で評点ギリギリでも受けた方がいいです。
公募推薦は一般入試よりも合格率がかなり高くなっています。
しかも、併願もできるので、とりあえず受けておいた方が合格率がグンと上がるのです。
小論文や面接で頑張れば、逆転することも全然可能です。
なので、受ける前から諦めるのはもったいないでしょう。