AO入試で落ちた方にインタビューをしました。
今回は、群馬県立女子大学 文学部 国文学科に落ちた方にお話を伺っています。
先輩の失敗から学べることはたくさんあるはずなので、ぜひ参考にしてください。
1. 推薦入試の形式は何?
AO入試
2. 不合格になった大学、学部、学科は?
群馬県立女子大学 文学部 国文学科
3. 出身高校の種類と偏差値はどれくらい?
偏差値50~60の私立高校
4. 学校の評点平均は何点だった?
4.0
5. 受験科目はなんだった?
書類選考、面接
6. 不合格体験談
受験は面接で合否が決まるものでした。
通常の面接より自由度が高く、持ち込みすることができてパフォーマンスも可能なので、自分の特技を生かして面接の流れを考えると良いです。
筆記試験は存在しなかったので、そこで自分の書いた小論文や作文、小説等を持ち込み、それについて話したり、論じたりするという人が多かったのではないかと思います。
そうしなければならないわけではないですが、時間は20分程度用意されていたものの、自分の言いたいことを時間内に伝えるのは意外と難しいので話しやすくなる一つの手にもなります。
まず、自分の強みを考え、何を一番面接官に伝えたいのか考え、それを主軸に自分のアピール文を考えてみることをおすすめします。
私は、高校時代に頑張っていたことと文学部に入りたい理由を考えてそれをまとめました。
高校生活については部活について、志望理由については読書が好きだったので読書や作家のこと、これからの出版界について考えていることなどを話しました。
無駄に長くなってはだめで、要点をしぼって分かりやすく話す必要があります。
これらを10分程度で話し、その後で面接官との質疑応答があり、面接を終えます。
練習では長く感じていましたが、本番当日は本当に短く感じられました。
もし、見せたいものなどがあったら最初に出さなければ、面接官からの質問で後から見せる機会はなくなります。
絶対に最初に見せてほしいです。
質問に必死で答えている間に時間はすぐに終わります。
しかし、面接官は三人おり、緊張も激しく頭が働かず、私は時間配分を間違え、高校の部活について長々と話してしまいました。
また、今思えば大学に入って何を勉強したいのか定まっていなかったためにその手の質問に対してあいまいな答えしかできなかったように思います。
次に、面接練習は一人でも絶対に何度もやるべきだと思います。
本番と練習は違います。練習以上のことはできないと思って、事前に自分のアピールポイント、アピール文を迷わずそらんじることができなければ合格は難しいと思います。
よく練習してきたこと、そのやる気は面接官に好印象を与えると考えられます。
内容が微妙と思って、自分に自信が持てなくとも、それは最低限やるべきことで、やって落ちても悔いは残りません。
面接の基本的なマナーを学ぶため、先生や親にも面接練習してもらう必要はあると思います。
心の準備ができると、面接でも回答の迷いが少なくなります。
最後に、面接官からの質問を想定し、答えを考えておくと良いです。
全く同じ質問をされるとは限らないですが、それらをいろいろと考えることで、他の質問への答えも浮かびやすくなります。
面接官が知りたいのは大学に入ってこの学生は何をするのかということだと思うので、それを重点的に考えてみるのが一番です。
自分の趣味や高校生活の努力を重ね合わせて言うのもいいと思いますし、全く別のことでもいいと思います。
また、高校生活の努力は部活や勉強以外でも良いと思います。
7. 落ちた原因は何か?もう一度やり直せるならどのように対策をする?
私の場合、練習不足とやる気の無さが原因だったと思っています。
先生に勧められて受験したのですが、私には大学に入りたいと言う気持ちがなく、大学でやりたい勉強もよく分からなかったために面接対策にやる気を持てませんでした。
AO入試は大学でやりたい勉強をはっきり人に伝えることができる人が向いていると思います。
対策にも時間がかかります。
もしもう一度やり直せるのなら、自分としっかり向き合って、大学での勉強の雰囲気や内容について調べたり人に聞いたりして、ただ読書が好きと言うだけでなく、どの時代のどの作家のどういう部分に興味があるかなど、詳しく知りたい分野について考え、書き出してみたら良かったのかと考えます。
8. 後輩へのアドバイスは?
私と同じ過ちをしないために、入りたい学部の勉強について一つ、本や論文を読み、何か自分なりに研究してみると良いです。
そうすれば自分のやりたいことや好きなことが少し分かり、それが自分のアピールポイントになります。
また、AO入試は正解がなく、対策にも時間がかかるため、その分普通の入試、センター試験などの対策の時間が減ってしまうので、無理に受ける必要はないと思います。
受ける時は後悔がないようがんばってほしいです。