TOEICでは問題用紙への書き込みが禁止されています。
なぜTOEICでは問題用紙へ書き込みが禁止されたのか?
問題用紙へ書き込みしたら減点されるのか?それとも失格になるのか?
などについてまとめました。
最後に、TOEICにおける問題用紙への書き込み禁止対策を紹介したいと思います。
TOEIC問題用紙への書き込みはなぜ禁止?理由は?
TOEICで問題用紙への書き込みが禁止された理由は以下のどれかです。
問題用紙書き込み禁止の理由
①カンニングの阻止
②TOEIC試験問題の漏洩の阻止
③受験者の純粋な英語力を測るため
④英語力があれば書き込み禁止でも高得点がとれるから
⑤実際に英語を使う現場ではメモなんてできないから
一つずつ詳しく見ていきたいと思います。
①カンニングの阻止
問題用紙に書き込みを禁止することでカンニングを阻止しているのだと考えられます。
問題用紙に答えを書いて問題用紙を横にずらして後ろの人に見せたりするといったカンニングはできなくなるでしょう。
解答用紙以外への書き込みが禁止なので、怪しいメモ用紙などが見つかれば確実にカンニングであるとみなすこともできるようになりました。
カンニングをされてしまうと、TOEICテストの価値が下がってしまいます。
そのため、徹底的なカンニング対策としてTOEIC問題用紙への書き込みを禁止したのではないかと考えられるのです。
②TOEIC試験問題の漏洩の阻止
問題用紙への書き込み禁止の理由は、TOEIC試験問題の漏洩を阻止したいのだと考えられます。
TOEICに出てきた単語や熟語、フレーズなどを問題用紙にメモするとみせかけて机や小さなメモ用紙に書き込み人がもしかしたらいたのかもしれません。
TOEICもやはり試験なので、良く出る単語とかがあるんですよね。
そういった傾向分析が行われてしまうと、試験テクニックに秀でた受験者の点数が高くなり、正確な英語力を測るテストではなくなってしまいます。
すると、TOEICテストの価値が下がってしまうでしょう。
そのため、運営はTOEIC試験問題の漏洩対策として問題用紙への書き込みを禁止したとも考えられます。
③受験者の純粋な英語力を測るため
問題用紙へ書き込みができると、英語力がなくても、文章読解テクニックや消去法などの試験テクニックがうまい人の点数が高くなると考えられます。
TOEICは受験者の英語力を測定する試験です。
そのため、そういった試験テクニックに関係なく英語力だけを測るテストである必要があります。
よって、受験技術が介入する余地をできるだけ少なくするためにTOEICでは問題用紙への書き込みが禁止されたと考えられます。
④英語力があれば書き込み禁止でも高得点がとれるから
英語力がある人は書き込み禁止でもちゃんと高得点がとれています。
実際、書き込みが禁止されてからもTOEICで満点をとっている人はたくさんいるのです。
つまり、書き込み禁止でもちゃんと英語力があれば関係ありません。
ならば、書き込みを禁止しても問題ないということになるのです。
そういった事情からTOEICでは問題用紙への書き込みが禁止されたと考えられます。
⑤実際に英語を使う現場ではメモなんてできないから
実際に外国人と会話したり、英語のサイトを読むときに、メモなんてできないからだと考えられます。
できるだけ実際に英語を使う状況と同じ条件でどれだけ英語を理解できるかというのが本当に使える英語力を反映するということなのです。
メモをしないと英語を読めない、聞き取れないなら、意味がないですからね。
試験という練習でもメモをできない状況で英語力を測定すべきなのは当然と言えますね。
TOEIC問題用紙書き込みしたら減点される?失格になるの?
TOEICで問題用紙に書き込みをしたら減点や失格にはなりません。
ただし、知らなかったらという前提です。
試験中に問題用紙への書き込みがばれると試験官から「書き込みをやめなさい」と書かれた黄色の紙を見せられます。
ここで書き込みをやめると、ちゃんと採点してもらえますし、減点や失格にはならないと思います。
ただし、注意を無視して問題用紙への書き込みをし続けると、採点をしてもらえなくなる可能性もあるでしょう。
悪質な場合は、途中退場させられたり、今後の受験資格が剥奪されてしまう場合もあります。
なので、TOEICで問題用紙に書き込みはやめましょう。
正直書き込みしたからって点数は上がるものではないですから。
TOEIC問題用紙書き込み禁止対策
TOEIC問題用紙書き込み禁止対策をいくつか紹介したいと思います。
TOEIC問題用紙書き込み禁止対策
①解答用紙に書き込む
②書き込まないことに慣れる
③指を使う
①解答用紙に書き込む
TOEICでは問題用紙への書き込みは禁止です。しかし、解答用紙への書き込みは禁止されていません。
後から消す必要があるので、問題番号や選択肢にうっすらと書き込む程度にしか書き込みできませんが、消去法などには利用できると思います。
特にリスニングでは答えからしれないと思った選択肢にマークをつけたり、絶対に違うと思った選択肢にも印をつけたりしたいですよね。
そうでないと、どの選択肢をいいと思ったかを忘れてしまうことがよくあります。
なので、解答用紙にうっすらと書き込みのは結構いい対策じゃないでしょうか?
最後に書き込みを消すのを忘れないでくださいね。
後が残るほど強く書き込まないのも大切です。
②書き込まないことに慣れる
TOEIC対策として問題集を解くときから、問題用紙に書き込まないやり方で解きましょう。
人間ってすごいもので、初めは違和感があるでしょうが、繰り返しているうちに慣れてしまいます。
③指を使う
指を使って消去法をするのもおすすめです。
指をそろえて、左手を横に置いて、小指からABCDと対応させます。
Aが間違ってるなと思ったら、小指を引っ込めましょう。
正解かもしれないと思った記号に対応する指はそのままにしておくのです。
すると、最後まで伸びている指に対応した記号が正解になります。
このように、手を使うことでうまいこと消去法をすることもできるのです。