指定校推薦の欠席日数は何日までなら大丈夫?
指定校推薦を受けるために、欠席日数が審査の対象になることを知っていますか?
もちろん欠席日数は少ないに越したことはありませんが、何日くらい休んだら影響があるのでしょうか。
また、遅刻や欠席はどう扱われるのでしょうか。
入院するような事態になったらどうなるの?
などなど、意外に知っていそうで知らない「欠席日数と指定校推薦」の関係を詳しく説明していきます。
指定校推薦の欠席日数は何日までなら大丈夫?
では、具体的に指定校推薦に影響する欠席日数はどのくらいなのでしょうか。
これはズバリ、「高校・大学によります」としか言えないのが実情です。
まず高校で「欠席〇日までの者を推薦する」という規定があると思います。
また、大学側から「欠席〇日以内の人で」と指定してくる場合もあるようです。
一番確実なのは、自分の通ってる高校の先生に問い合わせることですね。
教えてくれる場合がほとんどかとは思いますが、教えてくれない、もしくはハッキリ決まっていない学校もあるようです。
ハッキリ決まっていない学校では、欠席日数はあまり重視しておらず、成績やその他の要因…部活動や生徒会活動をメインに推薦者を決めるのかもしれません。
ちなみに、筆者の勤務高校では「1、2年生ともに欠席は10日まで、3年時は7月まで欠席は4日まで」と具体的に決まっており、それは公表されています。
4月から教室内に掲示されていますので生徒はみんな知っています。
この日数をクリアできていない生徒は、指定校推薦に申請することすらできないので、筆者の勤務高校の場合は「欠席日数と指定校推薦は非常に強い関連がある」と言えます。
指定校推薦の欠席日数の条件は?遅刻、早退、病欠はどうなる?
遅刻と早退の扱いですが、これは3回で欠席1日とみなすという学校が多いようです。
時間管理はもちろん、体調管理も実力のうちということですね。
あとは特に遅刻に言えることですが、理由が「朝起きられなかった」など、生活が乱れていることが理由である場合は、推薦者としての選考に影響があるかもしれません。
通院などが理由の遅刻とは扱いが異なることは想像ができると思います。
指定校推薦というのは、生徒がまじめでしっかりした人物であるという証明のようなものですからね。
また、「公欠」と「出席停止」は欠席日数としてカウントされません。
「公欠」は部活の大会、推薦の面接など、学校側が「学校生活のための活動と認めた」欠席のことを言います。
「出席停止」はインフルエンザやウイルス性胃腸炎のような、感染力の高い病気にかかった場合です。
ウイルスをもったまま学校に行くと他の生徒にうつってしまうので、出席してはいけない病気です。
ゆっくり休んで病気を治してから登校しましょう。
どの病気が出席停止に当たるかは「学校保健法」で定められており、おそらく生徒手帳にも記載されていますので一度確認しておきましょう。
そういった病気で欠席となった場合は、高校に「この病気で欠席します」と申し出た時点で、学校側から「それは出席停止扱いの病気なので診断書を」などと指示があると思いますので、「この病気はどっちだろう」と不安になる必要はないでしょう。
学校保健法で指定されていない病気は、すべて欠席日数としてカウントされます。
大けがをして入院たとしても、欠席とされてしまいますので注意しましょう。
他に、忌引(近しい人のお葬式など)も通常の欠席にはカウントされません。
指定校推薦の欠席日数は大学によって違う?
結論から言うと、大学によって違う場合があります。
大学側から欠席日数について指定のない場合が多いですが、大学によっては「〇日以内の欠席の者」という指定があるときもあるのです。
これは大学によりますし、同じ大学でも高校によって違いをつけることもあると聞いたことがありますので、正確な日数を知るためには通っている高校の先生に問い合わせるしかありません。
指定校推薦の校内選考への欠席日数の影響は大きい?
指定校推薦に関して、欠席日数があれこれ言われるのは、影響が大きい要素だからです。
学生を送り出す高校も大学も、きちんと大学に通ってくれる生徒を選びたいと思っています。
だからこそ、欠席日数が問題になってくるわけですね。
筆者の勤務高校のように、欠席日数が規定以上になると推薦の申請すらできないケースもありますので、推薦で大学に進学したいと考えている人は、1年生のうちから健康管理には十分気を付け、遅刻、早退、欠席の回数が増えないようにしましょう。
また規定内の欠席日数に収まっていても、ライバルと成績が同じくらいだった場合、欠席日数が少ない方が有利となるのは間違いありません。
とはいえ、選考で最も重視されるのは学力、すなわち「評定平均」ですので、日々の定期試験でしっかり得点し、提出物もきちんと出すことが大切です。
まとめ:体調・時間管理も実力のうちです
社会に出てからもそうですが、体調管理、時間管理ができない人は信用されません。
大事な時に病気になったり、遅刻してくるようでは全く戦力にならないからです。
よって、学生時代からそういった面を鍛えておくことが期待されます。
1年生のうちからそういったことを意識し、きちんとした生活を送るように心がけましょう。